2016年2月22日 月曜日
930ターボフラットノーズ にアクティブクラッチを取り付けさせていただいています。
往年のスーパーカーのオーラをまとっていますが、意外と街乗りは普通に運転できます。って3000rpmまでの話ですが・・・・。
それを超えると豹変して乗るものの技量を試してきます。
アクティブクラッチにも容赦なく試練を与えてくれます。
4速MTなのですが、1速目がとにかくパワフルで、車重がやや重いところも相まって、クラッチを簡単に滑らせてしまいます。
通常のセッティングでは、半クラを多用しすぎてしまうことになって、クラッチを痛める原因になると判断。セッティングの方向性を変えて、できるだけクラッチを全繋ぎのまま維持するようにしました。
この車両は400rpmでもエンストしない低速トルクがあり、通常は3000~4000rpmで行うのですが、2000rpmまでで半クラ制御を行うようにしました。
ただ低速時でも1速をつなぎ切ってしまうので、エンジンの脈動をもろにうけてしまい、低速が上手く使えないので、モードボタンに低速用のクリープ付きの半クラ長めセッティングを入れました。結構強力にクリープが付いたので、車庫入れはブレーキ操作だけで行えます。
モードボタンは以前、坂道発進ボタンという名前でしたが、2つ目のマップに切り替え、2つ目のマップのセッティング次第で、使い方のアレンジできます。
たとえば、スマホのセッティングアプリで、エコモードとレーシングモードの切り替えを行えますが、2つ目のマップにレーシングモードを入れておいて、ボタン一発で切り替えるようにすることも出来るようにしました。ゆっくり走るときにはクリープ付きで、速度があがるとレーシングモードみたいなマップも入れることができます。
セッティングの方針も日々改善しています。既にアクティブクラッチでお乗りのユーザー様も、セッティングの見直しに遊びに来られてはいかがですか?