2009年

2009年11月25日 水曜日

平成21年12月6日(日曜日)に迫ったセーフティドライビングフェスタですが
開催まで残すところ10日となりました。
http://www.sd-f.jp/

一年間やってきた集大成として不安と期待と緊張が入り交じった気持ちです。
実行委員の皆様にも毎日毎日本当にありがとうございます。

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正直、ボランティアでオフィシャルに参加して頂ける方が沢山居られ
感謝の気持ちで一杯です。
本当にありがとうございます。

実はまだ定員までオフィシャルが埋まっておりません。
もしオフィシャルで参加して頂ける方はご連絡下さい。
fukunaga@osamu-factory.jp

近県の方で前日の12/5だけでも準備の方で手伝って頂ける方が
居られましたらどうぞ宜しくお願いします。

2009年11月23日 月曜日

MMF2009も終わり関係者の皆様お疲れさまでした。

第一回の2004年から毎年恒例行事となって参加させて頂いておりますが
一年経つのが早いなと思います。

今年は高山も手伝ってくれてSDFの告知を一番に考え、参加された方々に
チラシを渡させて頂きました。
http://www.sd-f.jp/
今日も実行委員会の数名が集まって頂き、最終打ち合わせをさせて頂きます。
間近に迫ったセーフティドライビングフェスタ2009を
どうぞ宜しくお願いします。

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2009年11月22日 日曜日

またNo4!チャイナの続きを待ってますよ!と今日もMMFの会場でも言われ、
恐縮します。

奇跡が起こったチャイナ選手権から2日目が立ち、
泣いても笑っても最終日の詳細はいかに・・・・!

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土曜日の深夜に
ハセプロワールドラリーチームの素晴らしいメカニックの活躍で
TCイン一分前に入る事が出来、その期待に応える意味でも
絶対にポディウムに立つ事を目標に頑張ろうと思いスタートしました。

まず最初のSSは抑えながらも無難に走り終え、ホッとしました。
徐々にペースを掴かんで行こうと思い・・・

続くSSではペースノートで左4ぐらいと言われ、4だな4だなと思いながら
本来、左に曲がらないと行けない所をコーナーがどうも右に見えて
何と!!!間違えて逆にアプローチして
右にコーナーリングしかけたその時・・・・!!!

何とギャラリーが目の前に鈴生りに居られるでは無いですか?!?!

素晴らしい安全運転講習会ばりの急制動?!で
何とか回避して・・・
禁断のバックギアからコースに戻りました!

凄い勢いで突っ込んで来たラリーカーでしたから
ギャラリーはさぞビックリしてたと思います・・・・

そして次はそんなにインカットした、つもりは無かったのですが
やはりAPRCは全日本で走っているレギレーションと違い
ラリーチューブを入れる事が出来ません。
そこで本の少しホイールが曲がった事でエア漏れが起こり
スローパンクチャー(パンク)となりました・・・・泣

ステージの距離が20キロ以上のSSだったので
完走目的の僕達はステージ中にタイヤ交換を決断しました!

本来であれば二人なら1分から2分もあれば交換できるのですが
ここでも最悪な事態が・・・・

早くしようと思い、ジャッキで車両を上げていきました!
しかし・・・タイヤが上がるまで車両が上がりません・・・
それは中国特有の柔らかい土質からジャッキがどんどん沈んで行くのです・・・

が、メカニックがここは気転を利かして30cm角ぐらいの
コンパネの板を車両に積んでくれてたので、それで再びジャッキアップしました!
それでパンクしたタイヤは取れました!
しかし・・・無情にもそのコンパネがナント?!?!

重みで割れてしまい・・・・
再び車はどんどん沈んでいくでは無いですか?!?!

タイヤは何とか取れたものの、新しいタイヤを入れるには車両を
もっと上げないと入らないし、困った事になりました・・・・

そこで横向けに車両の下にホイール入れて、一旦車両を降ろしました。
その辺りに転がってる石を掻き集めて、
沈んだ穴に何個も入れて積み上げ、
その上に板を置き、ジャッキアップしたら
やっとタイヤが入る位置までギリギリ上がりました!

よっしゃー!と増し締めまで無難に作業をこなし、走行再開です!

ようやくゴールしてAPRCテレビの方が待ち構えていました!
コメントはハァハァ言いながらスローパンクチャーと一言しか
言えず、この出来事を英語で話すほど堪能ではありません・・・・汗

リエゾンでも前日からスピード違反の事を
しきりにオフィシャルからも言われていたし、
罰金が日本円で10万円ぐらいも払わなければ
ならないクルーも居られビックリしました・・・・

ただ、この中国は一体、何キロで走行すれば良いのか看板や道路標識が
見えにくく、曖昧で、明確では無く、
僕ら外国人には特に厳しくされてたのでは無いかと思いました。

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何とか1ループ目を無事に帰ってきて、
ホイールが当たった拍子にアライメントが狂った事や、
どうもこっちに来てから自分の思い通りにセッティングが上手くいかず
ショックの調整を元に戻すなど、タイヤはノーカットのタイヤを使うなど
一気にセッティング変更をするつもりでサービスパークまで戻ってきました。

そこで今までのラリー人生では有り得ない最悪の事態が訪れました・・・・

それは僕達の意思の疎通が出来なかった事から有ろう事か
リグループ(一時的に保管)を通過して、
サービスパークに入ってしまいました。

そのままではタイムカードに記入しない!との事だったので
仕方なしにリグループまで車両を元に戻しました。

その場は奥村の巧みな話術?!で事無きを得たのですが、
その後、チームマネージャーから僕達に失格を告げられました?!?!?!

結果的にサービスパークをバックした事が逆走行為にあたるらしく
失格になったのですが、その事実を受け入れられず呆然としました・・・驚

 

事実を受け入れないといけないのですが、
こんな事は今までのラリー人生でも経験が無く、
しかも初めての海外ラリー挑戦での事だったので
受け入れると言うより受け入れたくないと言うのが本音でした・・・・泣

 

その後、長谷川社長がサービスパークに入られて、その事実を
報告した時は正直、非常に緊張しました・・・
昨日からでも本当に申し訳ない事ばかりで頭が下がりましたが、
長谷川社長は常に前向きな方で
『終わった事は仕方ないですよ!!!
僕が何としてでもポディウムまで辿りつきますよ』と言って頂け、
感謝感激で一杯でした。

現実を受け入れたくは無いが受け入れるしか無く、
気持ちの整理がつきかけた頃・・・

その後、某チームの方が来られ!!!

『何で失格や!と言われて真面目に受けてるんや!!!』

『いちサラリーマンがパッと払えるような額でしてるんとちゃんやぞ!!!!』

『失格はDay終了後に審査委員会で最終的に決定されるのであって
その場ですぐに決まる事と違うんやぞ!!!』

『チームがこのラリーに幾ら掛ってると思うんや!!!』

『そんな事で諦めてどないするんや!!!!!』

『そりゃ失格は失格かもしれないけど失格は最悪の事態で
ゼッケンもタイムカードもあるんやろ?!何でそんなにすぐに諦めるんや!!!』

『何とか皆の協力でここまで来たんやろ?!行け行け!!!』

『行ける所まで行ってこんかい!!!!』と

どやされました・・・・

正直、悔しさで涙も出たし、悔しさで事実を受け入れられなかったし、
昨日にあれだけの苦労をして直してくれてメカニックに申し訳なかったし、
何よりもこんなチャンスをくれたハセプロ関係者の皆様に
本当に申し訳ないと思いました。

もちろん、失格だからオフィシャルに対しても迷惑をかけては行けないし
失格なので何をしても覆らないけど、

某チームの方は今後の事を考えて行ける所まで行かなくてどうするねん!!!
簡単に諦めるな!という事を言われたのでしょう。

遠路はるばる中国まで来て、本当にみんなで苦労を積み重ねて
この厳しい時に日本のスポンサー各社に良い結果を返せなかったのは
何度も言うようですが申し訳ないの一言しか言いようがありません・・・・

そんな中・・・・

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時間を追うごとに降り頻る雨の中、あのスリッピーな路面を
何とか克服されて長谷川社長は
ポディウムまで何とか帰って来られました!!!

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非常にタイトなスケジュールでしたので
このポディウムにも本当はメカニックの皆さんと全員で
上がりたかったのですが、限られた時間の中、これが精一杯のポディウムでした。

やっぱりこのポディウムが一番、絵になるし、
長谷川社長と原さんが努力された事で

今までの苦労が一番報われる瞬間でした!!!

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ジュディーさんポイント満載です!!!(笑)

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すいません。僕もポディウムに立たなくてはならず
後ろかしか撮れませんでした。

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その後の表彰式でコディ、一色のチャイナラリーでしたが、
コディが取ったトロフィーの数です!!!

凄い数でしょ?!

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スバルチャイナ、一行の皆様です。
今回は畑野選手を始め、ディーンヘリッジ選手にも
マジカルカーボンを貼って頂きありがとうございました。
今回のチャイナでお知り合いの方々も増えて嬉しく思います。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。

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ハセプロワールドラリーチームの面々です。
この後は皆で、とんでもなくハイテンションのまま
騒ぎます!!!!!

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さー他のチームと最後の打ち上げ花火で勝負の時間です!!!

どのチームが一番大きな花火を上げれるか勝負です!!!

ラリーでは負けたけど花火では負けないぜ!とボスの一言で
皆さんテンション上がりっぱなしで打ち上げ花火選びです!!!

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これが今回チームが仕入れた打ち上げ花火です!!!

これ1個でもはっきり言って一人で持つのは重過ぎて持てません・・・

日本でこれを打ち上げられるのは免許を持った合法的な
花火大会で無いと消防法で打ち上げるどころか?!
購入する事も出来ません!

これが普通に売ってる所が中国の醍醐味?!なのかな・・・汗

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異様にハイテンションのご存知MRFのステイシーです!!!(笑)
この後、花火に火を付けて持ったままロータリーを一周するので・・・爆

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確かにこの花火を打ち上げてるだけで大富豪になった気分になります・・・
10時開始とともに何時間も花火が鳴り響いていましたので・・・・

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初めてこんな特等席で特別な花火を真下で見ましたが
写真やビデオでは伝えられない迫力と感動は必見でした!!!

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このビルに映る花火も格別です!!!

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誰もが中国どうやった?!と聞かれて『花火が・・・』と
皆さんが口々に言われる事から
絶対の思い出になるのが解ります。

日本のファンの皆さんには
これを見に中国を来るだけの価値はあると思います!!!(笑)

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悔しさと悲しさと感動的な思い出を味わった
ほろ苦い初海外参戦でしたが、人生の経験として
本当に素晴らしい経験でした。

この感動を与えて頂いた株式会社ハセプロ様の
長谷川社長を初め、社員の皆様。

それにメカニックを初め、ハセプロワールドラリーチームの関係者の皆様、

最後に応援して頂いたスポンサー各社を初め、日本のファンの皆様、

本当にありがとうございました。

今後とも粛々と誠心誠意、何事も頑張って行きたいと思いますので
どうぞ宜しくお願いします。

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一夜明け、帰りも次の日にチャーター便で弾丸トラベラーばりに帰ります!!!

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それでは帰りも弾丸でお願いします!!!

2009年11月21日 土曜日

今日は講師として中村エンジニアリング様に呼んで頂き有難うございました。
コーナーのアプローチも含めて積極的な安全運転講習会をさせて
頂き、僕自身も初めてのフェラーリに戸惑いつつ非常に勉強になりました。

また機会があれば是非とも参加させて頂きたいと思います。

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舞洲でもオーバルコースで走ればリスクはありますが
まるでサーキットですね・・・・
それにしてもRRは難しいですね・・・

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2009年11月20日 金曜日

沢山の方々が僕のブログを見ていただいて恐縮するばかりです。

初めての海外ラリーの参戦で
悪夢のSS2であえなくコースアウトとなってしまいました。
正直、余りにも大きな石だったのでその石に当たると
ラジエーターにインタークーラーにタービンまでもが駄目になりそうな
ダメージが起こり、当たるか?!避けるか?!の選択しかありませんでした。

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その詳細は・・・・
SS2でのコースアウトは僕の全走車が走った時に石垣にヒットし、
その後の僕の走行の時に石垣から崩れ落ちた石が
余りにも大きかった為に思わず避けてしまいました。

崩れた石垣です。

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その少しの前のコーナーでも石がありましたが、
その時はこれなら大丈夫と思って石を踏んだ瞬間に
結構な鈍い音がしてヤバイと思いました。

自分の中での葛藤としては思い通りのセッティングになってないし、
尚且つ石を踏んでメカニカルなトラブルになっても不本意な結果に終わるので
セットアップがキッチリ出来るまでは我慢の走りで出来るだけ車のダメージを
最小限度に抑える為に走ろうと思っている矢先にあの大きな石が現れました。
コーナーリング中ではありましたが、
この石に当たればインタークーラーやラジエーターは
もちろんタービンまでもが破損する程の大きなダメージになるので避けて
正解だったと思いました。
しかしまさか落ちるとは思わず止まった瞬間・・・・・
ゆっくりとスローモーションのように一段下の田んぼに吸い込まれるように
落ちました。
幸いにも田んぼの稲刈りも終わり水も張ってなかったので良かったですが、
ここで終わってしまった事に残念でなりません。

その後、後続車でもかなり崩れ落ちた石垣からまだ石が落ちることがありましたが
見ていたギャラリーの方も流石に僕の車の上に亀のように落ちても困ると
思ったのか後続の車が来るまでに片付け始めました。

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何で?!僕の時にも2分も時間があるのに片づけてくれないの?!と思い、
初めてのチャイナラリーだから?!
なぜか無性に洗礼を受けた気分になりました・・・・泣

落ちた車両を点検したら幸いにもタイロットは折れてないし
曲がっても無かったので引き上げればラリーが続けられると思い、
全車通過後に早く引き上げて貰おうと思いました。

0時までにパルクフェルメに入れれば明日の再出走の車検が受けれますので
とりあえず作戦の為に、一旦、そのSSからサービスパークまで引き上げました。

Judasさんが近くに居られるとの事でしたので
スイーパーに降ろして貰いました。
ここはSSのゴールとスタートが同じ場所でグルッと一周みたいな林道です。
ちょうどユウヤ選手のスタート前です!(ジュディーさんポイント!笑)

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レッカーの手配は主催者がしてくれたので僕と奥村の二人で
改めてエボ6で引き上げに行く事に・・・・
夕闇に成りかけるまでに林道の出入り口に着き、大きなレッカーが到着してました。

あの狭い道をあのトラックで入れるのかな?!と
不安もありながら全車通過を待ちました。
7キロのSSの6キロ地点でリタイヤした為に逆走で入った方が早いと思い、
交渉?!しましたが思いは届かず、ここでも言葉の壁が・・・・
多分、中国語ではこんな感じだと思います・・・・
『そんな逆走なんかでこの大きなトラックが入ったら危ない!』と・・・・
『順送で正規通り入って下さい!』と・・・・
仕方なしに6キロの道のりをトラックの運ちゃんの後ろで入る事になりました。
しかし、道のりを進むにつれて・・・・何と・・・・
オフィシャルの車が何台も逆走で来るじゃないですか?!
その度に狭い道での離合を余儀なくされて、止まって走って止まって走っての
繰り返しでした・・・
やっとの思いで半分ぐらい来た所で悪夢が起こりました・・・・

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何とレッドブルスコダの車がコース真中で止まっているでは無いですか?!
あ!それで後半の何台かは走行せずに引き上げてたのが理解できました!

そこでスコダに近寄ってよく見てみるとタイロットが折れて
ドライブシャフトが抜け落ちてるでは無いですか?!
もうすでに6時半ぐらい・・・辺りは真っ暗となっており、狭い道の上に
坂道なのでスコダを交してもエボ6で登りを牽引する事は出来ません。
かと言ってトラックを離合さすには道幅が足りません。
考えた挙句、スコダを後ろ向きに引っ張り横に避ければ
少しは道幅が出来てトラックが横から抜けると思い、
おっちゃんに僕が先に行くのでバックして離合して!と電話で
Judasさんに言って貰いました!
そこでおっちゃんのトラックを交し再びスコダまで戻ってみると
誰も居ません。
仕方なしにスコダのコックピットに座り、何とか横に避けようと
努力しました。
しかし無情にも思ってるとは逆に車が動き、余計に道の真ん中に
スコダが止まってしまいました。
そうこうしてるとスコダの選手や周りの中国人が集まってきて
何か話をしています。
何とか身振り手振りのジェスチャーでスコダを横に避ける事に
成功して、おっちゃんのトラックを再び登らせました!

しかし無情にも登りがキツいのと道が泥濘んでいたので
クラッチが焼けそうな勢いでおっちゃんのトラックが
スコダを抜く事が出来ませんでした。

『ん?!どうすれば・・』と悩んでいると
スコダの選手と周りの中国人が『よいショよいショ』と
何とスコダを道の真ん中には引きずってるでは無いですか?!?!
『おい!おい!何で真ん中にするんや!』
『そんな事したらトラックが離合できひんやないか!!!』と
言ってもぜんぜん通じないままスコダの車は道の真ん中に・・・・
なんと!タイロットとドライブシャフトにスタビリンクなどなど
直しだしたのです・・・・これが悪夢の2時間の始まりでした・・・・
奥村がスコダチームに英語で交渉しても
スコダチームはトップチームでベリークイックリーと
言われるだけでした・・・・
何をするでもなく寒ぶさに耐えながら待つしか出来ませんでした。

ようやくスコダチームも動きだしトラックも目的地の僕のランサーまで
辿りつけました。
おっさんはずっと電話してたぐらい電話ばかりしてましたが
思ってる以上に引き上げは早く、元の道路までランサーが上がりました。
しかし動かそうとしてもランサーは動かず、よく見るとタイロットなどは
確認したので繋がっていましたがフロントロアアームのボールジョイントと
ナックルが外れていて、これが原因でドライブシャフトが抜け落ちてました・・・
愕然としても始らないので直そうと思いましたが、泥水の水たまりの中に
ランサーを置かれて動けないのと車載工具しか無い中での作業は
困難を極めました。
ただ僕らの手持ちでライトとハンマーが無かったけど
そのライトとハンマーはトラックのおっちゃんが持ち合わせて居たので
助かりました。
そこで何とか切りかきを合わせてロアアームとナックルを繋ぐ事が
出来ました。この時夜の9時です。ここらかサービスパークまで
一時間・・・・2時間あれば何とか間に合うかな?!と思い、
よくやく残りの一キロの道のりを下りだしました。

しかし!!!またもや悪夢が・・・・
前を走っていた奥村との間にトラックが居り僕が後ろを走っていました。
そのトラックが事もあろうに下りで滑り出し溝にハマってしまいました。
何回かその様子を伺っていましたが、どうにも這い上がる事が
出来なさそうだったので、電話の電池が乏しい中、奥村におっちゃんには
非常に申し訳ないけど、これを待っていたらタイムアウトになるので
逆から出るわ!と言い、暗闇の中をバックで何とかUターンしました。

その時になんとオイルランプが付きました・・・・
『うぁー』オイルクーラーも逝ったのか?!と・・・・
オイルゲージを確認してもオイルは入っていたが、
懐中電灯など明りが一切ないので車の破損個所が確認出来ません。
しかも奥村ともはぐれてしまったので明りが無いのが一番堪えました・・・

しかし再び悪夢が・・・・
何とタイヤのバーストがしてるのです・・・
しかもオイルランプの件があるのでエンジンを掛けるのは半信半疑でしたし
エンジンを掛けるのを止めました。
ライトが無いのでタイヤ交換は暗闇の中、手探りでしたが
何とかタイヤ交換を済ませ、下の方を見るとおっちゃんのトラックが
溝から脱出して下り掛けていたので『ヤッター!』これで帰れる!!!と
思い、残る一キロを下り出しました!!!

しかし300mほど下り、再び再び悪夢が・・・・
いきなり『バーーーーーン』と言って
右のタイヤが開いて走行不能になったのです・・・・

良く見るとロアアームとナックルを止めてるボルトは付いてるのですが
多分、落ちた時に切りかきがバカになって掛りが浅くなった事で
外れてしまったのです。
その時に正直、再出走を諦めました・・・
時間はすでに10時となり、タイムリミットまで時間がありません。
しかもボルトを強く締めても掛りが浅くなったボールジョイントでは
普通の走行でも危ないと・・・・

しかも真っ暗でライトも無く、この足の開いた場所が
とんでもなく急坂でしたのでパンタジャッキで上げるのも危ないと・・・

諦めかけてると何と一人の犬を連れた老人が暗闇の中から現れました。
しかも一匹の犬の黒ラブを連れています。
ここは耳鳴りがするほど静かな場所で星がめちゃくちゃ奇麗でした。
昼間でも山の上と下で会話が出来るほど静かでしたし、
こんな場所でこんな時間に車が通る事が珍しかったのでしょう・・・・
その老人は中国語で何か話してるのですが解りません。
しかしそっと持っているライトを当ててくれたのです。
ヤッター!これで作業が出来ると!怖々でしたがジャッキで
再び諦めた心を闘志に変えてランサーを上げて作業を開始しました。

切りかきが舐めかけてるので切りかきの無い所を無理やり
ボルトを入れるしか方法はありません・・・
無言のまま老人と二人で作業してると下の方で奥村がトラックのおっちゃんに
お礼を言って別れを告げてきたと言って現場まで上がってきました。

奥村が来た事でエボ6のライトがあるので作業は捗りました!

しかしまた重要な道具が無い事にきずきました・・・・
実は固い固いボールジョイントに無理やり入れるボルトを
叩くハンマーがありません・・・・
さっきはトラックのおっちゃんに借りた事で何とか出来ましたが、
今はハンマーが無いのにしかもさっきより固い所に
ボルトを叩きいれようとしてるし・・・・

そこで思いついたのが石です!!!
正直、その石で最後の力を振り絞り渾身の力でボルトを叩きいれました!!!
坂道でジャッキが扱けようとも構わず叩き入れる事で・・・・
ついに完成したのです!!!

そこからサービスパークまで全開で帰りメカニックと全員で
フルアタックの作業の末、パルクフェルメINの時間が
締め切りの一分前に入る事が出来ました!

はっきり言って奇跡が起きたと思いました。
これもメカニックの努力の賜で感謝感激でした!!!!!
本当にありがとうございました。

No4につづく・・・

2009年11月19日 木曜日

レッキが始まる前にガソリンを入れようと思いましたが
店員の中国人の方に説明するのに非常に苦労して、
何とかこうにかゼスチャーで満タンする事が出来ました。

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2日目に入り、ついにスーパー助っ人Judasさんの登場で
同じレストランとは思えない的確な注文で、初めて現地の中華が美味しいと
思いました。

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今回の為にマジョーラ様にご協賛頂き、マジョーラカラーのヘルメットと
なりました。
これで車検も安心です。

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レッキ2日目のユウヤ選手です!
会心の笑顔で!
この写真が無いとジュディーさんに怒られそうなので・・・・(笑)

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キャロッセの社長殿より差し入れで中国版レッドブルを頂きました!
ありがとうございました。

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今回、チャイナ選手権へ参戦されてる畑野選手もマジカルカーボンの
強さを評価して頂くのに貼って頂きありがとうございます。
他にもエースドライバーのディーンヘリッジ選手にも
内装に貼って頂きました!

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更にMRFチームにも田口選手にジル選手もマジカルカーボンを
貼って頂きました!

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それにクスコチームにもバンパーに貼って頂き、ありがとうございます。

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まもなくセレモニースタートです。
ここもメイン通りを通行止めにして使用しております。

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まもなくSS1がスタートです。

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大量の赤土に苦戦して自分の思い通りに走れなかったですが
何とかスピンせずに済みました!

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しかしゴール後のタイムが同組で走った方と入れ違いになり
ビックリしました・・・・
ここでも抗議するのに言葉の壁が立ちはだかりました。

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No3に続く・・・・

2009年11月17日 火曜日

色々とありましたラリーチャイナでしたが終わってしまいました。
ハセプロ・ワールド・ラリーチームとして初めての海外ラリー挑戦でしたが
僕は良い結果は出せませんでしたが、あの非常にマッディな路面を
長谷川社長は物ともせずに、何とか最後まで持ちこたえてDay2は完走され
ポディウムに僕も一緒に上がらせて頂きました!

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改めてチャイナラリーの一部始終を言うと・・・

後発2番手で5人で現地についてからホテルまでのバスが
また大きなバスで来られてビックリしました。

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龍遊に着き、大きなホテルで思ってるより大きな町だと思いました。

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ホテル前のロータリーです!
日曜日の花火決戦の前はひっそりとしています・・・・笑

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サービスパークまで様子を見に行ってきました。
有難いことに先発隊が通関手続きや設営もして頂けたので
非常に助かりました。ありがとうございます。
しかもハセプロワールドラリーチームの場所はどこのチームからも
中心となるホテルから歩いて100mと高立地な場所で最高でした!!!

片側車線占有のサービスパークは2kmもあるらしいですが・・・驚

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着いた日の初日の食事ですがなかなか厳しいと思いました・・・汗
やっぱりメニューを見ても何か解らないし、ホテル従業員も
中国語しか話せないのでビールまでも温いままでしたから・・・泣

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クスコチームのヤナ様やユウヤ選手も同じ日に現地入りして
同じレストランで食事です。

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朝は欠かさずジョギングをしてました。
ジョギング中に続々と中国チームも現地入りしていました。
何輪車?!非常に長いトラックです!

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No2に続く・・・・

2009年11月7日 土曜日

全開走行をすればエボ10で無くてもスプラッシュシールド(インナーライナー)が
取れた事はありませんか?
一度、取れるとフェンダー内部がドロドロになるし、最悪の場合はタイヤと配線が干渉して
フェンダー内部の配線が切れてしまう恐れがあります。

WRCに出場してるチームなら何処でもしている事かもしれませんが
やはり取れないスプラッシュシールドで競技車の保護を
するのに最適なグッズがこのオサムスペシャル・スプラッシュシールドです。
僕もこのスプラッシュシールドにしてからダートでの過酷な走行でも
一度も取れた事がありません。
問い合わせ頂ければ各種型があるので、ある車種は製作させて頂きます。

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2009年11月7日 土曜日

奥さんや彼女が横乗りした際に酔うわ・・・・と言われたことはありませんか?
そんな方にお薦めのトレーニング方があります。

このトレーニングツールは日常運転の安全速度域で、加速G・減速G・旋回Gを
複合的にコントロールする事で運転技術を向上させる為の製品です。

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一般の道路でラジアルタイヤで走行する発生限界Gの約半分である0.4Gを越えると
ボールが外にこぼれるように設定されております。
意外とギャップ等でこぼれ落ちる事は無く、本当にGがかかり過ぎた時しか
越えないようになっています。
初めは写真には写っていませんが少し鈍感なトレーニングボールがあります。
加重移動は意のままになるので
これでトレーニングするのも今後のドライビングには非常にタメになると思います。
僕もこれで初心に返り頑張りたいと思います!

当社にも在庫は置いてますので興味がある方は問い合わせ下さい。

彼女や奥さんを酔わせない運転を学びたい方、介護車両を運転される方、
この冬季に運転の改革をした方には是非!

このツールはセーフティドライビングフェスタの
ファミリージムカーナのコーナーで使いますので皆さん体験してください!

2009年1月10日 土曜日

毎年、挨拶も兼ねて東京オートサロンには一日目だけ行ってます。
今回はセーフティドライビングの打ち合わせ&挨拶がほとんどで
全然、自動車業としての本職の仕事をする時間がなかなか取れませんでした。

いつもお世話になってるハセプロ殿のブースでは今年に新発売の
ドライカーボンルックを発売されており、僕達、本物志向の人達には
『お!本物のドライカーボン?!』っと見間違えるほど精巧に出来てます!
逆に本物志向でない方には『このカーボンくすんでる?!』っと思ってしまうかもしれません。

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今回訪れたことで収穫は非常にありました。
満太郎さんもSDF実行委員会のメンバーとして加わって頂き、
色々とお話できた事で、非常に勉強になりました。

まずは明日にセーフティドライビングフェスタ2009の第一回ミーティングを
当社でします。
その後、夕方から食事でも行きましょう!
宜しくお願いします